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目薬がさせない。。。

スタッフブログ 2018年10月14日

病院で目薬を処方され、さぁ点眼・・・となったとき、どのようにさしていますか?やってみたものの上手くいかなかった経験はありませんか?出来そうで難しい、目薬のさし方のコツをお伝えします。

 

まず、真正面からささないこと。嫌がらなければ構いませんが、正面から目薬を持った手を近づけると、たいていの子は怖がってしまいます。後ろ側からさしましょう。利き手に目薬を持ち、もう一方の手は下からアゴを支えて頭をあまり動かせないようにします。次に、目薬を持った手を頭の上に乗せ小指などで上まぶたを後ろに引っ張り、白眼をむいた状態に。その白眼めがけて一滴垂らします。たくさんさしても眼から溢れてきますので、一滴で充分です。垂らすときは容器の先端がまつげや被毛に触れないように注意しましょう。

ワンちゃんもネコちゃんもこのスタイルで点眼できますが、ネコちゃんでは特に、後ずさりして逃げようとするので、ご自身の体をネコちゃんに密着させ足で挟み込むように座ると逃げ出し防止になるかと思います。

 

そして2種類以上の目薬をさす場合は、5分以上の間隔をあけてさしましょう。成分の違う薬剤が混ざると効果が不十分になることもありますし、1つ目の目薬が浸透する前に流れ出てしまうこともあるためです。また、粘性・油性点眼液のように長く留まるようなものは、5分よりもう少し長く間隔をあけると良いでしょう。(あるいは、こういった目薬は最後にさしましょう)

 

目薬の中には、冷蔵保存しなければならないものもあります。冷蔵庫から出してすぐ使用すると、冷たさに驚いてしまい、その後の点眼が難しくなるかもしれません。手で少し温めてからさすと良いでしょう。(常温保存のものを、開封後に冷蔵保存しても構いません)

 

最後に、液剤ではなく軟膏についてのお話です。眼軟膏の一回に使う量はおよそ0.5~1.0cmほどが目安です。チューブから少し出した状態の軟膏を、軽くめっくたまぶたの縁で切り取るような感じにして、まぶたの内側に塗ります。上まぶた、下まぶたどちらでも構いません。チューブから直接さすのが難しい場合は、清潔な綿棒にやや多めの量をとって、まぶたの縁に軽く塗りましょう。できれば、さした後は眼を閉じた状態で軽くマッサージすると良いでしょう。眼軟膏は液体よりもさらに長く留まって作用しますし、水性点眼液をはじいてしまうので、2種類以上の目薬を使う場合には一番最後にさしてください。

 

目薬の使用期限は開封後およそ1カ月です。使いきれなかった目薬は迷わず処分してください!

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